エスカレーター「歩かないで」=歩行事故多発で呼び掛け―JRなど
急ぐ人のために片側を開ける「マナー」が定着しているエスカレーター。近年、「歩く人とぶつかった」との苦情が寄せられるようになり、JR東日本などは、乗降客が増える夏休み期間中、「歩かず立ち止まって」と呼び掛けるキャンペーンに力を入れている。
キャンペーンは31日までで、27の鉄道事業者と商業施設などが参加。ポスター掲示のほか、「2列に並んで乗りましょう」と職員が声を掛けたり、アナウンスを流したりしている。
メーカーや保守業者が加盟する日本エレベーター協会(東京)などによると、エスカレーターはもともと、歩くようには作られていない。転倒などの事故は、朝の通勤時間帯や、飲酒して帰宅する夜に起きやすく、JR東日本では2012年度に約250件発生。JR西日本でも年120件ほど起きている。
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